【宇宙開発計画】2017-2018冬 part2

≪概略≫
1.ブルース・マカンドレス2世
2.H2Aロケット37号機
3.飛行機雲
4.「高級宇宙ホテル」
5.「アンゴサット1」
6.Dragonfly計画
7.弓状模様
8.「アンゴサット1」
9.アフリカ諸国
10.DNAシークエンシング

注目ワード【DNAシークエンシング (DNA sequencing)】 とは、
アデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)の4つの塩基からなる、
DNA(核酸)の結合順序(塩基配列)を決定することである。
生物の遺伝情報のほとんど全てを担うDNAは基本的に塩基配列の形で符号化されるため、
DNAシークエンシングは遺伝情報を解析するための基本手段となっている。

1: 朝一から閉店までφ ★ 2017/12/23(土) 20:55:40.08 ID:CAP_USER
2017年12月23日 19時42分
(写真)
マッカンドレス2世氏(AP)


 米航空宇宙局(NASA)によると、米宇宙飛行士のブルース・マカンドレス2世氏が21日死去。

 80歳。1984年に米スペースシャトルに搭乗し、人類で初めて命綱なしの宇宙遊泳に成功した。その際の地球を背にした写真は、
宇宙開発の発展を象徴する一枚として知られる。90年にもスペースシャトルに搭乗し、ハッブル宇宙望遠鏡の設置に関わった。66年にNASAの宇宙飛行士に選ばれ、
69年のアポロ11号による人類初の月面着陸の際には、地上で通信担当の任務を果たした。(ワシントン支局)


(写真)
人類初の命綱なしでの宇宙遊泳に成功したマカンドレス2世氏(NASA提供)

http://sp.yomiuri.co.jp/science/20171223-OYT1T50081.html

2: 名無しのひみつ 2017/12/23(土) 20:58:01.82 ID:yywUZf0z
地球温暖化の高精度予測を目指す気候変動観測衛星「しきさい」などを搭載したH2Aロケット37号機が23日午前10時26分22秒、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。
衛星2基を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。

 しきさいは日射を遮る大気中のちりや雲、温暖化をもたらす二酸化炭素を吸収する植物の分布などを継続的に観測。
これらが温暖化に及ぼす影響を解明し、将来予測の精度向上に貢献する。開発・打ち上げ費用は322億円。

 ロケットは2段エンジンの着火回数を3回に増やし長時間の飛行を可能にした改良型H2A。
しきさいの軌道投入後、逆噴射して降下し試験衛星「つばめ」を投入した。
200~300キロの超低高度を周回し、高解像度で地球を観測するための技術を実証する。

 国産ロケットが高度を下げてから衛星を投入したのは初めて。
軌道が異なる2基の衛星を1回の打ち上げで投入することでコストを抑え、ロケットの運用の幅を広げる狙いがある。
H2Aは31回連続の成功となり信頼性を高めた。

画像:観測衛星「しきさい」と試験衛星「つばめ」を載せ、
上昇するH2Aロケット37号機=23日午前10時26分、鹿児島県の種子島宇宙センター
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産経ニュース

3: 名無しのひみつ 2017/12/23(土) 20:59:00.23 ID:5ZNlXCxW
「未確認飛行物体(UFO)か映画の撮影か」。
米宇宙ベンチャー、スペースXが22日夕、カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から「ファルコン9ロケット」を打ち上げたところ、
夜空に奇妙な閃光や巨大な飛行機雲が残り、地元テレビ局などに問い合わせが殺到する騒ぎとなった。

 米メディアによると、ロケットは地球を周回する低軌道に向け、通信衛星を積んで打ち上げられた。
閃光はロサンゼルスやサンディエゴなどカリフォルニア州南部一帯のほか、アリゾナ州でも観測された。

 インターネット上でも話題となり、高速道路でたくさんの人が車を止めて写真を撮ったり動画を撮影したりした。
地元消防は「夜空の不思議な光」はロケット打ち上げによるものだと呼び掛け、事態収拾に努めた。(共同)

画像一覧
スペースXのロケット打ち上げで夜空に浮かんだ巨大な飛行機雲=22日、LA(ロイター)
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産経ニュース

4: 名無しのひみつ 2017/12/23(土) 20:59:26.27 ID:3trPjpMp
ロシアが2020年代に一般人が利用できる「高級宇宙ホテル」のサービスを開始する方針であることが報じられました。
計画によると、利用者は1週間から2週間にわたって国際宇宙ステーション(ISS)に設けられる専用区画で生活し、
宇宙服に着替えて宇宙遊泳を行うという「オプションツアー」も用意される模様です。

Russia's Plan To Build a Luxury Hotel on the ISS

この情報は、科学情報をわかりやすく伝える通俗科学サイトのPopular Mechanicsが報じたもの。
それによると、宇宙ホテルはISSに接続されるモジュールの一つとして建設が行われ、
4人程度の宿泊者を迎え入れる設備になる模様。各利用者には個室が与えられ、
部屋には地球を見下ろすことも可能な直径20cmほどの小窓が設置されるほか、
全員が共用するスペースには直径40cmの大型窓も装備されるとのことです。

また、利用者には一人ずつ衛生施設が用意され、
軽い運動を行うためのエクササイズ設備や「機内Wi-Fi」までもが提供される模様。
さらに、希望者には「船外作業服に着替えて船外に出て宇宙遊泳を行う」という有償オプションが用意されるとのこと。

宇宙ホテルは、
ロシアが2021年の完成を目指して建設を進めている実験・電力モジュール「NEM-1」に良く似たものになるとの見込みです。
NEM-1は総重量20トン・全長15メートルのモジュールで、
92立方メートルの与圧区画(=空気があって宇宙服なしで生活できる区画)を備えています。

NEM-1の内部の構造はこんな感じ。今回報じられた「宇宙ホテル」は完全に違う構造になるはずですが、
この円筒形のモジュールの中に個室が用意され、1週間から2週間程度の滞在をする様子はなんとなくイメージできるはず。

NEM-1は、国際宇宙ステーションのロシア側モジュールに接続されることとなっています。
実際に宇宙ホテルがどの部分に追加されるかは不明ですが、同様にロシア側モジュールの一部として運用されるはず。

この計画は、ロシアが宇宙旅行ビジネスを再開するために進めている計画の一部で、
すでにロシアで宇宙開発を行う国有企業ロスコスモスによる計画の精査が進められているとのこと。
気になる費用は1週間から2週間の滞在で1人あたり4000万ドル(約45億円)というもので、
間違いなく世界で最も高額なパッケージツアーということになるはず。
さらに、滞在期間が1カ月に延長され、宇宙服を着た船外活動を含むオプション商品は2000万ドル(約23億円)という価格になるとも見込まれています。

いろんな意味で「夢を見るような」宇宙旅行ツアーですが、ベースとなるNEM-1の建設の遅れや、
2028年にも運用終了と見られているISSのスケジュールとの兼ね合い、そして計画全体の採算性など、
解決しなければならない課題はいくつか残されているとのこと。

特に、当初予定では、国からの資金が宇宙ホテルに投じられる予定はなく、
資金は全て民間ベースでまかなう必要があります。
モジュールの建設には2億8000万ドルから4億4600万ドル(約320億円~500億円)の費用がかかり、
この費用をペイするためにはより多くの顧客を宇宙へと運ぶ必要があります。
しかし、仮に予定されている2022年に最初の打ち上げが行われたとしても、
ISSの運用が停止される2028年までの6年間でどれだけの利益回収ができるのか、
綱渡りに近い状態が続くことも予測されます。

なお、このツアー商品にお金を出せそうなレベルの富裕層は、
2021年時点で世界で4万3000人程度いるはずだと見られています。

関連ソース画像
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GIGAZINE


5: 名無しのひみつ 2017/12/23(土) 21:10:26.05 ID:fcwzkX75
【12月27日 AFP】
ロシアの宇宙産業関係者は27日、
前日に打ち上げたアンゴラ初の通信衛星「アンゴサット1(Angosat-1)」との交信が途絶えたことを明らかにした。

 原因は今のところ明らかにされていないが、宇宙産業関係者は、「交信が一時的に途絶」し、専門家らが状況を調査していると明かした上で、
「テレメトリー(遠隔測定法)データの受信が停止した」と述べたものの、
「わりとよくあること」だとし、交信の再開に期待を示した。

 アンゴサット1はロシアが製造したアンゴラ初の通信衛星で、
26日にウクライナのユジマシ(Yuzhmash)製のゼニト(Zenit)2SBロケットに搭載され、
カザフスタンにあるロシアのバイコヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)から打ち上げられた。

 ロシア国営宇宙企業ロスコスモス(Roscosmos)は、打ち上げに成功し、
アンゴサット1は軌道に投入されたと述べていた。

 今回の打ち上げは、2014年にロシアがウクライナのクリミア(Crimea)半島を一方的に編入して以降、
両国による非常にまれなプロジェクトとなっていた。

 ロスコスモスは11月にも、気象衛星が打ち上げから数時間後に通信不能となったと発表している。(c)AFP

画像:カザフスタンのバイコヌール宇宙基地で、
通信衛星「アンゴサット1」を搭載して打ち上げられるゼニト2SBロケット。ロシア国営宇宙企業ロスコスモス提供
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AFP

6: 名無しのひみつ 2017/12/23(土) 21:10:57.52 ID:Yf5Jx+s5
米航空宇宙局(NASA)は現在、土星の衛星「タイタン」の探査をドローンで実行する計画「Dragonfly」について、実現可能性を検討中だ。

NASAは、惑星などの探査を実施するロボットを2020年代の中盤に打ち上げる方向で準備を進めている。
Dragonflyは、12種類提案された探査テーマの最終候補として残った2プロジェクトの1つ。
将来の本格的なタイタン探査に向け、着地可能な地点を探す事前調査がその目的。

 タイタンは土星最大の衛星で、大気を持つほか、液体のメタンやエタンでできた海があり、
生命存在の可能性が指摘されている。Dragonflyはドローンをタイタンの地表に降ろし、
数十カ所で生命活動に関する化学反応の有無や、居住可能かどうかなどを調べる計画。

 Dragonfly計画の想像図を見ると、使用するドローンはローターが4個のクアッドコプターに見えるが、
4組のダブルローターを備えており、合計8個のローターを回転させて飛行するらしい。
ちなみに、NASAは大気が極めて薄かったりほぼ真空だったりする環境でも飛行可能な、
ガスを噴射して飛ぶ仕組みのドローン「Extreme Access Flyers」も開発している。

 なお、Dragonflyとともに検討が進められているもう1つのプロジェクトは、
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(すいせい)からのサンプル(標本)
リターンを目指す「Comet Astrobiology Exploration Sample Return(CAESAR)」。
この彗星は、欧州宇宙機関(ESA)が探査機「Rosetta(ロゼッタ)」で調査し、
最終的にRosettaを衝突させたことで知られている。

両プロジェクトは資金援助を受け、2018年末まで計画のブラッシュアップを続ける。
NASAは、2019年春にどちらのプロジェクトを継続させるか決める予定。

画像:「タイタン」の探査をドローンで実行する計画(出典:NASA)
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画像:彗星からのサンプルリターンを目指すCAESAR(出典:NASA)
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cnet_japan

7: 名無しのひみつ 2017/12/23(土) 21:11:56.82 ID:IbwqjAuq
〈研究成果〉

金星軌道への投入成功直後の2015年12月、金星探査機「あかつき」は中間赤外カメラ(LIR)および紫外イメージャ(UVI)の観測により、
南北方向に約10,000 kmにおよぶ巨大な弓状模様が、秒速100mの風に流されることなく高度70kmの雲頂上に現れていることを発見しました。
またその成因が遥か70km直下に位置する金星の地形(アフロディーテ大陸)によるものであるとする発見は、
これまでの金星気象学の常識を覆す発見として大きな驚きをもって世界に発信されました。
興味深いことに同じアフロディーテ大陸上空を捉えた2016年1月の観測では弓状構造は確認されず、
弓状構造は常に存在するわけではなく、何か条件が整ったときに発生することが示唆されていました。
そこで本研究では2年以上にわたるLIRの観測データを詳細に調べることで、
巨大弓状構造の発生に必要な条件は何か解明することを目的に実施されました。
まず驚かされたことに、あかつきが初めて発見した巨大弓状構造の発生は決してまれなものではなく、
アフロディーテ大陸を含む金星の低緯度に存在する山脈地帯の上空に次々と発生し(2-3か月に1回のペース)、
かつ1度発生すると1か月近く存在し続けることが確認されました。
特に4つの標高の高い山脈(図1)上空での発生が多数確認され、
LIRの連続観測画像からいずれも定在する(同じ位置にとどまる)現象であることが確認されています(図2)。

つづいて各地点での地方時ごとに弓状構造の発生タイミングを調査したところ、
どの山脈上空でも正午を過ぎ夕方に差し掛かるところでほぼ確実に弓状構造が発生していることが確認されました。
金星の地面に立って考えると、
毎日夕方頃になると上空に定在する弓状構造が発生するのです(ここでいう「毎日」は金星にとっての1太陽日=116.75地球日の意味)。
地球では海風・陸風など日々発生する現象は多く知られていますが、金星では初めての発見となります。
このような観測事実から、2017年9月13日に見られた「笑顔の金星」も
標高の高い山脈がちょうど夕方に差し掛かったため発生したものと理解でき、
「笑顔の金星」は金星に毎日発生することが予想されます。次の発生が楽しみですね。
弓状構造は地表面付近の下層大気で励起され、雲層まで伝播する「大気重力波」と呼ばれる波が形作るものと理解されています。
またこのような波は伝播にともない大気のエネルギーを運び、風の強さに影響を与えることが知られています。
特に弓状構造のように定在する波はスーパーローテーションを減速する効果が予想されます。
励起メカニズムはいまだ解明されていないものの、定在弓状構造は定期的に発生していることから、
本研究はこれまで考えられていなかった「定在する波」の効果を金星大気の研究に取り込む必要があることを主張する結果となっています。
この研究成果は、Kouyama et al. "Topographical and Local Time Dependence of Large Stationary Gravity Waves Observed at the Cloud Top of Venus" として、
地球物理学専門誌 "Geophysical Research Letters" に2017年12月に掲載されました。

図1: (a)金星に見られた弓状構造と(b)その発生位置。白実線で標高3km以上の範囲を示している。
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図2: 各地点におけるLIRの連続画像。秒速100mの風は12時間で経度方向に40°程度移動するのに対し、弓状構造が発生位置を変えていないことがわかる。
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JAXA

8: 名無しのひみつ 2017/12/23(土) 21:14:31.64 ID:tntr+00h
【12月30日 AFP】
ロシアの宇宙ロケット企業エネルギア(Energia)は29日、
同国が今週打ち上げたアンゴラ初の通信衛星「アンゴサット1(Angosat-1)」との交信が回復したと発表した。

 同衛星は、カザフスタンにあるロシアのバイコヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)から
26日に打ち上げられた直後、交信が途絶していた。

 同衛星を製造したエネルギアは声明で、「アンゴサットからの遠隔測定情報を受信した」と発表。
宇宙船システムのパラメーターもすべて正常だとしている。(c)AFP

画像:カザフスタンのバイコヌール宇宙基地で、通信衛星「アンゴサット1」を搭載して打ち上げられるゼニト2SBロケット。
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関連スレ
【宇宙開発】ロシアが打ち上げたアンゴラ初の衛星、交信途絶える 関係筋

AFP

9: 名無しのひみつ 2017/12/23(土) 21:18:03.77 ID:buuvXyly
12月26日、南西アフリカにあるアンゴラの初めての人工衛星アンゴサット1(Angosat-1)がロシアの協力のもと、
カザフスタンから打ち上げられました。翌27日にアンゴサット1との交信は途絶えましたが、関係者が復旧作業を行い、
29日にロシアがコントロールを回復したと発表。約3億ドルを投入したアンゴサット1が星の藻屑となる事態は回避されました。

 貧困や飢餓といったマイナスのイメージがつきまとうアフリカが宇宙開発に参入することは、
多くの人々にとって意外かもしれません。しかし、アンゴラ以前に既にアフリカ大陸54ヵ国中7ヵ国が災害対策、
テレビを含む通信環境の改善、軍事利用などの目的で既に人工衛星を打ち上げており、
その宇宙進出は今後も加速する見込みです。

 技術支援を行う側も含めて、
アフリカの宇宙進出は「人工衛星が貧困などの社会問題を解決するうえで役に立つ」という考え方に基づきます。
しかし、科学技術に社会を変える力があるとしても、
それはイノベーション至上主義者が考えるほど無条件のものではなく、「技術革新の成果が出やすい社会」がなければ、
アフリカの宇宙進出は「打ち上げ花火」で終わりかねないといえます。

〈アフリカ諸国による宇宙進出〉

 まず、アフリカ各国の宇宙進出の歴史を振り返ります。

 アフリカ大陸で初めて自前の人工衛星を保有したのはエジプトでした。
宇宙開発がビジネス化され始めていた1998年、フランスのマトラ・マルコニ社によって製造されたエジプトのナイルサット101が、
ヨーロッパの多国籍企業アリアンスペースのロケットに搭載されて打ち上げられ、北アフリカ一帯のテレビ、
ラジオ電波の送信やデータ通信環境をカバーしました。

 しかし、初めて自前の人工衛星を製造したのは、これに続いた南アフリカでした。
1999年、ステレンボッシュ大学大学院が製造したサンサットが、
かつてスペースシャトルの発着に利用されていたヴァンデンバーグ空軍基地から米国のデルタIIロケットで打ち上げられました。

 これは初のアフリカ産人工衛星で、地表データの収集や電子データ転送通信などを目的としていましたが、
2001年に通信が途絶えました。その後、南アフリカは2009年、
今度は南アの産学官連携のプロジェクトとして新たな人工衛星サンバンディラサットをロシアのソユーズIIで打ち上げています。

 その後、アフリカ諸国の宇宙進出は、モロッコ(2001)、アルジェリア(2002)、ナイジェリア(2003)、
モーリシャス(2007)、ガーナ(2017)に続かれており、今回のアンゴラは8番目の人工衛星保有国。
この他、エチオピアとケニアでも計画中といわれます。

続きはソースで

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Y!ニュース


10: 名無しのひみつ 2017/12/23(土) 21:22:46.47 ID:xexb+oKa
国際宇宙ステーション(ISS)の中で採取され、そのまま宇宙空間で培養された微生物からDNAを取りだし、
DNAシークエンシングを行って微生物の種類を特定するという試みが成功していたことが明らかにされました。
この結果は、宇宙空間の中で微生物の採取と種別の特定を完結させることに成功したということを意味し、
今後人類が月や火星に向けて歩みを進める上で非常に重要な進歩となっています。

Genes in Space-3 Successfully Identifies Unknown Microbes in Space | NASA

Astronauts Identify Mystery Microbes in Space for the 1st Time

この「偉業」を成し遂げたのは、
NASAの宇宙飛行士として国際宇宙ステーションに滞在しているペギー・ウィットソン宇宙飛行士とNASAの専門家たちによるチームです。
ウィットソン氏はヒューストンの管制センターとやり取りを行いながら微生物のDNAシークエンシングを行い、
その生き物が「何であるか」を突き止めることに成功しました。


NASAのジョンソン宇宙センターによる以下のムービーでは、実際の作業の様子や、
その結果が意味するところが解説されています。

Sequencing the Unknown - YouTube

NASAが微生物のDNAシークエンシングをISS内で成功させたのは2016年のことでした。
これは非常に大きな功績ではありましたが、この時に使われた微生物は地球上で用意され、
ロケットで打ち上げられた微生物でした。つまり、NASAの科学者も宇宙飛行士も、
その「答え」が何であるかを把握した上での試みでした。


DNAシークエンスによって生き物の種類を判定することは、今後の宇宙開発においても非常に重要な技術です。
そのため、NASAでは「ISSの中で採取された得体の知れない微生物が何であるかを、
ISSの中だけで解明する」ための取り組みを進めてきました。

NASAの微生物学者、アーロン・バートン博士は「私たちは今回、
ISSの中でサンプルを採取して実験するという大きな試みを実施しました」と語ります。

実際にウィットソン氏とともに実験を行ったサラ・ウォレス博士は「目指したのは、
ISSの機内だけで『サンプル採取から最終的な結論を出す』というところまでを行えると示すことでした」と試みの狙いを振り返ります。

ISSの中で実際の作業を行ったのがウィットソン氏。実験は2017年8月21日に実施された模様。

今回の試みは、NASAのプロジェクト「Genes in Space-3」の中で行われたもの。
ウィットソン氏が手に持つ2枚のプレートには、まだ正体のわからない微生物が培養されています。

プレートには微生物を培養したコロニーが形成されており、ウィットソン氏はガラス越しに作業を行います。
とはいえこの微生物は、別の宇宙飛行士から採取されたものとのこと。
宇宙飛行士に指でプレートを触ってもらい、そこに付着した微生物を大きく培養することで今回のサンプルが作られているので、
安全性の面では問題はなさそう。ただし、実際にそこにどのような微生物がいるのかは、
実際に調査してみるまで誰もわかりません。

この試みには、実際に誰でも手に入れられる実験器具が使われています。
DNAの培養にはminiPCRと呼ばれる装置が用いられました。これはおよそ10万円程度で手に入れられる装置で、
しかも生まれはKickstarterのプロジェクトというのも興味深いところ。

また、DNAシークエンシングにはMinIONと呼ばれる装置が用いられています。
こちらはスターターキットが10万円から50万円程度で入手できる製品となっています。

これらの装置を使うことで、
研究室レベルのDNA検査がいまや閉鎖された宇宙空間で実施できるようになったという、画期的な出来事です。

続きはソースで

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関連動画
Sequencing the Unknown https://youtu.be/sG7qtlZNTsI

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